そこで、「重いものを持ったりするとすぐに疲れて力が出なくなってしまうのに、なんで何時間も歩き続けられるのか?」ということが気になってしまったので少し調べてみました。
人間の筋肉について
- 人間の体には大雑把に分けて「速筋と遅筋」という2つに筋肉がある
- 速筋は・・・大きな力を一気に出すことはできるが、筋肉の中に少しだけしかない糖質をエネルギー源にして疲労物質とよく言われている「乳酸」をすぐに作りだしてしまうために力をキープできないのが特徴
- 遅筋は・・・力は弱いが、血液中のブドウ糖しか脂肪をエネルギー源にするだけでなく、「乳酸も燃焼させることができる」ために長時間使い続けることができる
- お散歩やゆっくりなペースのウォーキングは、もちろん遅筋を使用するために長時間・長距離を歩くことができる
- 速筋を鍛えるには「短時間で大きな負荷がかかるトレーニング」をして、遅筋は「有酸素運動をする」ことで鍛えられる
- 生まれつき速筋と遅筋の割合は決まっていて、日本人は遅筋が多め(筋肉全体の7割ぐらいが遅筋)の人が多い
- 見た目的には、速筋が多い人は「ガッチリ体型」になりやすく、遅筋が多い人は「スマートな体型」になりやすい
- 歳をとってくると「速筋から衰えだす」のでお散歩やウォーキングと合わせて筋力トレーニングも大切
管理人のヒトコト
「人間の体には速筋と遅筋という筋肉があって、生まれながらにその割合が決まっている」というのはなかなかおもしろいお話ですよね。まぁ、私達が日常暮らしているぶんには「私は速筋が多めだから・・・」なんて気になる人は居ないでしょうけど、「筋力トレーニングをするとすぐに筋肉が付きやすい」とか「短距離走は得意だけど持久力がゼンゼンない」なんて人は速筋が多めな人なのかもしれまんせよ。
・・・とはいえ、「持久力がない」ということに関しては、「そもそも遅筋を鍛えていない」ことで起こってしまうケースがほとんどなので、しっかりとお散歩やウォーキングをはじめ、自宅での踏み台昇降運動など心拍数もそこまで高くならずに軽く息がはずむ程度の運動を習慣にして遅筋を鍛えていくことが大切ですよ。
遅筋はいくら鍛えてもムキムキな感じにはなりませんし、遅筋を鍛える際に脂肪を使ってくれるのでダイエットにはもってこいですからね。
といっても「遅筋だけを鍛えればダイエットは大丈夫!」ということはなくて、人間の筋肉は速筋の方が衰えやすいので体のバランスや若々しい体をキープするためには積極的に「腕立て伏せやスクワット」なども組み合わせていくのが良さそうですよ。
ちなみに男性からすると少し悲しいお話ですけど、遅筋が多めと言われている日本人は速筋を鍛える筋力トレーニングをしても体がゴツくなりにくい人がほとんどのようで・・・確かに海外の人と日本人の体格違いを見ると「速筋と遅筋の割合」がハッキリ分かる感じですよね。
それにしても個人的には悪者とされていた乳酸が「遅筋によってエネルギー源として働いてくれる」というのが驚きで、これならば「筋力トレーニングをしてクタクタな状態になった時にも軽いお散歩をしておけば翌日に疲れが残らない」なんてことができるのかもしれませんよ。
・・・って、これは単に「激しい運動の後のクールダウン」として普通に行われていることでしたね♪
とにかく皆さんも「ダイエットのために有酸素運動と筋力トレーニングのどっちをやっていこうか?」ということではなく、両方ともまんべんなく行うことが理想の体型に近づくポイントのようですので実践されてみてはいかがでしょうか?
ただ、有酸素運動に関しては多少の無理をしても大丈夫ですけど、筋力トレーニングで無理をするとケガに直結してしまうのでゼッタイにヤメましょうね。
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