体脂肪率と生理不順の関係

女性からすると「とにかく痩せたい!」という思いが強すぎて、ダイエットをし過ぎてしまう人がけっこう多いんですよね。
とはいえ、健康のためを考えれば「ある程度の脂肪は必要」でして・・・特に体脂肪は月経(=生理)周期に大きく関わってくるようなので、さっそく少し調べてみました。

体脂肪と月経異常のカンケイ

  • そもそも若い女性が太るとき「皮下脂肪が体全体に付いた体型」になりやすいのは、「女性ホルモンの影響によって皮下脂肪が付きやすくなる」ため
  • なので、女性ホルモンが大きく分泌される「思春期や妊娠中」といった時期は太りやすい
    (ただし「女性ホルモンが減少する更年期」も実は太りやすい時期で、女性の更年期以降は「男性型の太り方(内臓脂肪が付きやすくなるメタボ太り)」に注意)
  • 女性ホルモンによって太りやすなる(皮下脂肪が付きやすくなる)のは「妊娠・出産のためにエネルギーを蓄えておくため
  • よって「体脂肪率」と「出産の準備段階である月経」にはとても深い関係がある
  • 体脂肪率が低くなりすぎて脳が「妊娠に適さない体」だと判断すると、月経異常(排卵を抑えてしまう)が起こるために適度な体脂肪が女性には必要 
  • 具体的には「体脂肪が22%以上あると正常な月経周期になる」と言われている
  • 月経が正常なサイクル(目安として「ひと月に1度」)で行われないと将来的に妊娠しにくい体になってしまう可能性があるので、ダイエット中で「月経がなかなかこない」という人は、ひとまずダイエットを中止してしばらく様子をみてみることが大切

管理人のヒトコト


生理によって女性は「体が妊娠できる状態になる」ため、「妊娠に適さない体なら生理がなかなかこなくなってしまう」というのはなんとなく理解ができるのではないでしょうか?



日本人女性の場合、体脂肪が20%より少なくても・・・「私は太っているからもっと痩せたい!」と感じている人がけっこう多いようで、「痩せ過ぎによる生理不順」は身近にある問題ですので注意する必要がありそうですよね。

それにこういった「ヤセ型信仰」というか、「とにかく痩せてれば正義」みたいな風潮は小・中学生にも蔓延してしまっているので、思春期時期の子の「初潮の遅れ」や「生理周期の乱れ」がかなり深刻な問題となっているのは皆さんもすでにご存知かもしれません。

思春期に増えだす女性ホルモンによって体脂肪が付きやすくなるのに、「…私はゼッタイ太りたくないからダイエットをする!」なんて行動をしてしまうと体の成長にも影響してしまうので、思春期時期の学生さん自身だけでなく親御さんもしっかりと「脂肪=悪」という考えから抜けだして、正常な成長のためにこの時期は特に「過度なダイエットをしないorさせない」ようにしましょうね。



・・・そして、生理不順を起こさないためにも「22%以上の体脂肪が必要」という説があるそうですが・・・
個人的には、体脂肪率22%ならばそこまで「抵抗感のある体型」・・・という言い方はヘンですけど、「太ってる」という体型ではゼンゼンない「スリムでありながら健康的な状態」だと感じたので、
健康と見た目を天秤にかける!」というほど深く思い悩むことなく、ごく普通に「見た目的にも体的にも健康的」な体脂肪率ですので目標として掲げるには安心感のある数値なのではないでしょうか?

ちなみに・・・「適度に脂肪がついた体型の人がガリガリの体型を目指す」ということは避けるべきですが、「自分の見た目にコンプレックスを感じている人が健康的な体型を目指す」ことはとっても意義のあることなので、「正常な生理周期になるために体脂肪が付いていたほうがイイならダイエットなんて止めちゃおう。」なんて逃げの理由には使ってはイケませんよ♪

Share this

0 Comment to "体脂肪率と生理不順の関係"

コメントを投稿